持続可能な水インフラ事業に向けて、運営の基盤強化、生産性向上、アカウンタビリティを推進していく必要があります。NJSは、料金徴収、企業会計、固定資産管理を推進するシステムのほか、カスタマーへのサービスを向上するシステムを推進しています。

料金徴収システム

人口減少による料金収入の低下に伴い、料金徴収業務の効率化が求められています。検針・調定・請求業務の効率化や、ユーザ情報の管理(使用者・メーター)、滞納への徴収率向上を支援する機能を提供しています。地図情報との連携によるルート検索機能など、操作性の向上により効率的な料金徴収業務の支援を推進します。

企業会計システム

地方公営企業法に基づく適正な財務会計処理とアカウンタビリティを実現するシステムです。システムの特徴は、情報の一元管理による経理業務の効率化、複数事業に対応したシステムであり複数事業の伝票を同一画面で入力可能、シミュレーションによる意思決定支援です。これらにより事業の経営基盤の強化に貢献します。

固定資産管理システム

地方公営企業法に基づく固定資産管理のシステムです。企業会計で必要となる資産情報や減価償却費の年度毎のデータ作成とシミュレーションが可能であり、資産管理業務を効率化します。アセットマネジメントの核となるソフトウェアとして、管路施設や処理施設の管理情報と連携しており、資産管理の適正化を推進します。

受付サービスシステム

水インフラ事業におけるカスタマーサービスの価値向上を目的としたシステムです。給排水設備の設置申請などの受付サイトを基本とし、専用アプリやSNS活用による問い合わせ・クレームの迅速対応を支援します。今後、カスタマーリレーションの管理、イベントや緊急事態のお知らせなど、サービス機能を強化します。