豊かな自然は人々の心の拠り所であり、地域のくらしの安全・健康・快適を支えています。地域の環境と健全な水循環をまもることが、暮しやすい地域をつくり、地球環境の保全につながります。NJSは、地域を起点にした健全な水循環の形成や環境保全を推進しています。

水循環基本計画

気候変動が進行する中で健全な水循環を回復し維持する取組みの重要性が高まっています。水インフラも水循環の要素として位置づけ、治水、利水、環境保全に着目した総合的な対策が求められています。NJSは、流域総合水管理計画に加えて、分散型水システム、DX推進による流域マネジメントの最適化を推進しています。

グリーンインフラ

樹木や水辺などの自然環境が有する防災機能や気候緩和機能を積極的に活用し環境整備と一体で災害に強い地域をつくる取組みがグリーンインフラです。NJSは、雨庭や雨水の貯留・浸透施設による流出抑制、壁面や屋上を利用した都市緑化、風のみちを考慮した公園配置などのまちづくりと一体となった取組みを推進しています。

環境アセスメント

地域の環境問題は、騒音、振動、悪臭、水質汚濁などの公害関連項目だけでなく、景観、文化財、生態系、人と自然との触れ合いの場など多岐にわたる環境要素の保全が求められるようになっています。インフラ整備によるこれらの環境要素への影響を事前に予測・評価し、地域の安全・安心を担保するための支援を行います。