仕事と社員

コンサルティングという仕事

社会に欠かすことのできない「水インフラ」 。 
NJSのメンバーは、人々の毎日の生活やビジネスを、根底から支える仕事に取り組んでいます。
また、近年は、建設の時代から管理運営の時代へと大きな変革期を迎え、
I T 、ソフトウェア技術 をはじめとする新しい技術ソースも次々と生まれています。
今なお進化を続ける広大な技術フィールドで、多数の水コンサルタントが活躍中です。
各専攻出身者が現在どのような仕事をしているのかご紹介します。

土木系専攻出身者
の仕事

  • 学びが活かせる仕事
  • コンサルタントの仕事
  • 理系
  • 土木

部署 水道本部 水道3部
卒業 都市環境科学研究科 
入社 2018年新卒入社

S.O

仕事内容

上水道に関する業務を行っています。計画設計と呼ばれる水道施設更新計画に関する業務や、実施設計と呼ばれる浄水場やポンプ場の更新設計業務、施工監理と呼ばれる工事が円滑に進むように関係者間の調整を行う業務など、様々な業務を行っています。その中でも、数年前に規定が改訂され適用事例が増えつつある紫外線処理設備の設計業務や、水道法改正により広く推進されている官民連携業務等、最新のトピックに関する業務にも携わっています。水道部の良いところは、計画設計や実施設計問わず、様々なジャンルの業務を経験できるところだと思います。色々な業務を経験することで幅広な知識が身につきますし、広い視野を持つことが出来ます。また、それを様々な仕事に活かすことができ、自身のスキルアップにも繋がると思います。

仕事のやりがい

NJSは繁忙期が比較的はっきりしているため、メリハリを持って業務に取り組むことができます。GWや夏休み、年末年始など、年数回まとまった休みも取れるため、海外旅行に行く時間も取れます。長期休みを楽しみに毎日の仕事もがんばれます。あとは給与明細を見たときに仕事がんばってよかったと実感します。一方繁忙期は作業量が多く、同時に数多くの仕事をこなさないといけないため、作業内容に優先順位をつけて取り組むことが必要です。1~2年目は仕事の進め方が分からず、ひとつひとつの業務をこなすのに時間がかかりました。そのため、今日中、今週中、来週中のやらなければならないことを定期的にノートに書き出し、順番に片づけることでどうにか仕事をこなしていきました。

社会貢献

自分が設計に携わった浄水場が無事に稼働を始め、市民の皆さんにより安心安全な水を提供することが社会貢献であると思います。また、業務が完了したら顧客満足度調査をお客様からいただきます。(顧客満足度調査とは、NJSの対応や成果物の内容はいかがでしたか?みたいなものです)月並みですが、業務で苦労してもいい結果がもらえると、頑張って良かったなと実感します。

入社1年目に担当した
紫外線処理設備設計業務

入社1年目に担当した紫外線処理設備設計業務が印象に残っています。本業務は水源水質の悪化が進んだ浄水場に対して、クリプトスポリジウム対策を目的に紫外線処理設備の導入を行う実施設計業務でした。建築(建屋建設)、土木(配管設計、場内整備)、機械設備(紫外線処理設備)、電気設備(関連電気設備)、と全工種が関わる業務でしたが、私は機械設備担当及び土木担当として設計に携わりました。右も左も分からない中、上司や各担当者に指導頂きながら、設計を行いましたが、各工種の調整に非常に苦労しました記憶があります。また、各工種が関係する業務では非常に幅広な知識が求められるため、調べたり聞いたりしながらなんとか設計を行いました。昨年はその施設の施工監理業務を行い、工事が円滑に進むようにお客様や施工業者との調整を行いました。そして先日、浄水場が無事に稼働を始めたとお客様に連絡がありました。何もなかった土地に自分で設計した施設が建設され、無事に運転を開始しました。そのプロセス全てに係ることができたのは非常にいい経験になりましたし、大変やりがいのある仕事でした。

学生時代の学び

学生時代は土木系の学科で水道系の研究室に所属していました。特に大学院では漏水監視センサーに関する研究を行っていたこともあり、学生時代の学びが直接仕事に活かせていると感じます。特に水道に関する基礎知識は学生時代からなんとなく知っていました。しかしながら、結局は仕事に必要な知識は仕事をこなしながら身に付けていくことになります。先輩・上司が親身に指導してくれるため、他の専門を専攻している学生さんでも全く問題なく業務をこなすことができます。水道に関係のない学部学科に所属している学生さんも、積極的に選考に参加頂きたいと思います。

上司からの声

Oさんは、機械担当として多くの水道施設の設計を担当してくれています。特に浄水施設は多数の機械設備で構成されており、個別の機械特性はもちろん、浄水処理技術全般を理解していなければ設計はできません。元々、業務に近い研究室の出身であったこともありますが、技術への探求心をもった取組姿勢と持ち前の積極性で、期待以上の経験や成果をあげてくれています。一方、コンサルタントですから、技術力に加えて、客先へのプレゼン能力やコミュニケーション能力も必須となりますが、場数を踏んでいくにつれ、話し方も上手くなり、お客様との信頼関係の構築も問題ありません。国内の水道施設は更新時期を迎えており、今後さらに更新設計案件の増加が予想されます。忙しい環境ですが、20代は経験値をためる時期ですから、失敗を恐れず多くの案件にチャレンジし、頼れる水コンサルタントになってほしいと願っております。技術士(上下水道部門)の早期合格も期待しています。

土木系専攻出身者
の仕事

  • 学びが活かせる仕事
  • コンサルタントの仕事
  • 理系
  • 土木
  • 女性活躍

部署 東部支社 東京総合事務所 プロジェクトマネジメント2部
卒業 創造理工学研究科 
入社 2015年新卒入社

S.M

仕事内容

現在担当している業務は、緑道に流れている人工の小川(せせらぎ)に関する設計です。下水道とは関係ないように感じますが、せせらぎの水は、近くのA処理場の高度処理水を使用しています。A処理場は、近い将来、他の処理場と統合される予定であるため、せせらぎで使用している高度処理水が無くなってしまうという課題があります。せせらぎは、コイや水鳥などが生息し、市民の憩いの場となっているため、廃止することはできません。そこで、せせらぎの下流から上流へ水を循環させて、せせらぎを存続させる計画になりました。本業務は、循環施設の基本設計、詳細設計業務です。基本設計では、循環施設の場所や形式など様々なケースについて、施工性、維持管理性、経済性の検討を行い、設計方針を決定します。詳細設計は基本設計で決めた設計方針をもとに、構造計算や、土留めの計算等を行い、図面や数量計算書を作成し、お客様である市が建設業者へ工事発注できる資料を作成します。

仕事のやりがい

昨年出産し、現在は時短勤務で働いています。4月に復帰してから、あまり時間が経っていないこともあり、家庭と仕事の両立が中々大変です。コロナ禍で在宅勤務が普及していたことと周囲の配慮もあり、何とかやっていけています。正直復帰するまでは、不安で復帰したくないという思いが強かったですが、仕事を始めると、産休前にお世話になったお客様に「出産お疲れ様、またよろしくお願いします」と言ってもらえて、仕事を続けてよかったと思います。当たり前のことですが、お客様から感謝の言葉を頂いたり、協議がうまくいったりしたときは、うれしいです。資料作成の際に、工夫をした点にお客様が気づいてくれると心の中でガッツポーズです。

社会貢献

私が就職してから、災害復旧業務がいくつかありました。台風の罹災が主でしたが、下水道施設が機能しないと住民生活に多大な影響があることを感じました。私が現場調査に行った処理場は、海の近くにある処理場で、台風による高波によって、水処理施設の手すりや、覆蓋が流されていました。水処理機能には影響はなかったものの、通常の維持管理を行うには危険な状態であると感じました。(蓋や手すりがないと、作業中に転落するおそれがあるため)市の担当者から、迅速に対応してくれてありがとうと言われたときは、仕事を通じて社会貢献につながっていると感じました。

様々なシミュレーションを
検討し成功したプロジェクト

A処理場とB処理場からC処理場へ処理前の下水を流入させるという業務がありました。すでにA処理場からC処理場への流入は始まっていましたが、B処理場からの流入を開始するにあたり、それぞれの処理場の流入水量、運転条件からシミュレーションを行いました。土木的な知識だけでなく、それぞれの処理場に設置されている機械の能力などによって、条件が変わるので、機械の担当者に色々と相談しながら(相談しながらというより教えてもらいながら)、業務を進めました。様々なシミュレーションを検討し、最終的に無事に送水が開始されたと担当者様から連絡があったときはうれしかったです。

学生時代の学び

上下水道の設計業務は、土木工学科の必修科目のほとんど全てを網羅しているのではないかと思います。衛生工学や水理学はもちろんですが、構造力学、土質力学の知識も必要です。今回の循環施設の設計では、地下に水槽を設置する予定であるため、土留め方法の検討する際などに土質力学の知識が必要です。また循環施設の構造を決めるにも、構造力学の知識を用いて検討します。学生時代は、どの科目も得意ではなかったので、就職後、先輩や協力会社の方に教えてもらいながら、参考書を購入し、勉強しました。土木工学は経験工学といわれるだけあって、どの案件も異なるため、仕事を通して勉強していくことが多いと思います。

上司からの声

昨年は、最難関である技術士試験(上下水道部門)に見事合格し偉業を成し遂げたのですが、産休と育児休暇で1年半ほどのブランクが空いてしまいました。しかし、復帰後、このブランクをものともせずにこれまでに培われた技術や経験は決して衰えることなく、業務をスムーズに進めてもらうことができたのでかなり驚かせられました。また、育児と仕事の両立という面については、社内の「働き方」が大きく改善されたことによって、育児と仕事を両立できる環境が飛躍的に向上したことや、社内にはこれらを両立させている偉大な先輩社員方々がいらっしゃいますので、これをお手本として、自分自身のペースを保ちながらこの仕事を長く続けて頂きたいと思います。今後は育児との両立となりますが、「下水道エンジニア」と「子育て」のエキスパートを目指して頂けるよう応援し続けてゆきたいと思います。

建築系専攻出身者
の仕事

  • 学びが活かせる仕事
  • コンサルタントの仕事
  • 理系
  • 建築

部署 東部支社 東京総合事務所 建築部
卒業 理工学研究科 
入社 2014年新卒入社

Y.Y

仕事内容

建築系技術者として、浄水場や下水処理場を管理する人のための空間や、様々な機械や電気設備を設置する空間となる建物の設計を行っています。大きく分けると、新たに建物を建設する新設業務と、既存の建物に対する業務があり、その両方が対象となります。新設業務においては、メインとなる水処理や設備配置等を建築以外の土木・機械・電気の各担当等との調整を行い、必要な面積や高さを決定していきます。また、使用性や経済性など多方面の要素を考慮して最適なプランを決めていくのが建築の役割となります。既設の建物に対する業務においては、耐震診断及び補強、ストックマネジメントに関する改築設計などを行っています。実際に建設に至るまでには、平面図・立面図などの意匠図作成や、構造計算及び構造図面の作成、仕上げや材料に対する数量計算など、多岐にわたる範囲が建築として担当する業務となります。

仕事のやりがい

やりがいのひとつとしては、設計したものがカタチになることです。設計した建物が実際に建設された時や、耐震補強工事が完了したものを実際に見ると、それまでの頑張りが報われます。それぞれの仕事に対しても、場所や用途、条件などひとつとして同じものはないため、その分様々な検討が必要なため苦労する場面も多々ありますが、無事に設計を終えて納品できたときには達成感があり、やりがいのひとつとして考えています。自治体の方からコンサルタントの一担当者として、進行中の業務を問わず建築分野に対する相談を受けるなど頼りにされた時には喜びを感じます。

社会貢献

仕事で関わってきた浄水場や下水処理場などが、何事もなく日常的に機能していることが、まずは社会貢献しているなと感じています。特に、耐震・耐水に関する補強設計をした施設などに対して、近年の頻発する地震や洪水などの災害が生じてしまった場合においても被害無く、事業を継続している時には社会貢献を実感します。

優良表彰に選出された
耐震診断プロジェクト

最も印象に残っているのは、とある既存施設における耐震診断プロジェクトです。特徴として、対象施設の数を含めてボリュームが大きいことに加え、ボリュームに対して設計工期も非常にタイトな業務でした。さらには、お客様は経験も技術面でも豊富な方であったため、設計に対する要求も非常に高いものでした。これに対して、様々な検討を実施することはもちろんのこと、積極的に社内の管理技術者や上司への相談を行うと共に、関係する土木や設備の各職種の担当者への協力を仰ぐなど、業務に尽力しました。すべて順調に進んでいったという訳ではなく、時には検討内容などに対してお客様から指摘などを受ける場面もありました。ですが、最終的には、工期内に十分な成果物を作成して納めることができただけでなく、この業務及び各担当においては優れた業務として優良表彰に選出され、満足のいく結果となりました。

学生時代の学び

学生時代は建築学を専攻しており、修士論文では「地震動を受ける鉄骨ブレース補強後RC造建物の耐震性能評価」というテーマで研究をしていました。仕事においては、建築全般の設計を行うにあたって、構造に関する基本的な知識や専門的な部分でも活かせていると考えています。一例として、入社当初に担当していた耐震診断・補強に関する構造解析手法(非線形解析)の開発においては専門的な知識を身に着けていたことを発揮できたと思っています。その他、様々な業務を進めていくにあたっても、ひとつ自身の強みとなる分野があることで、社内外問わず、やり取りがスムーズに行うことが出来ていると考えてます。

上司からの声

建築設計は、意匠、構造、設備(空調・衛生・電気等)、工事監理など多岐にわたる設計業務です。また、建築設計は『正解がない、チャレンジの仕事』だと思います。プロジェクトにおける様々な設計条件、客先からの要望などを整理し、プランを提案する。提案が受け入れられることもあれば、逆に失敗することの方が多い仕事だと思いますが、Yさんにはどのプロジェクトにおいても失敗を恐れることなく、『正解に近づきたい』というチャレンジの姿勢があります。建築設計を行う上では一級建築士という国家資格の取得も一つの目標ですが、Yさんはすでにその資格を取得しております。建築設計に必要な知識の習得は多く、工事監理業務などの現場における経験などはこれからも必要となります。今後携わる建築設計においても、客先の求めていることを感じ、正解を求めるチャレンジの姿勢を続け、更なるステップアップを期待しております。

機械系専攻出身者
の仕事

  • 学びが活かせる仕事
  • コンサルタントの仕事
  • 理系
  • 機械

部署 東部支社 東京総合事務所 アセットマネジメント2部
卒業 理工学研究科 
入社 2019年中途入社

T.H

仕事内容

アセットマネジメント2部は、下水処理場やポンプ場にあるポンプや送風機などの機械設備の改築や増築の設計を行ったり、機械設備の劣化診断を行い今後の改築計画を決めていく部署となります。今はゼロから施設を作るような新設の案件は少なく、古い機械を新しいものに改築する案件がほとんどです。設計は、処理場やポンプ場の規模や実績により設備の能力を決定し、その能力に見合う機械を選定していく仕事です。例えば、ポンプ場であれば、まず過去の流入量実績や計画で定められている流量に沿って、排水量や揚程を決定します。次に、20年程度運転した時に総合的に安くなるのはどの機種か、とか、重さや大きさが想定している位置に入るのか等を1つずつ確認して、沢山あるポンプの中から機種を絞っていきます。

仕事のやりがい

日本各地の処理場・ポンプ場の設計に携わることになり、現地調査や現地協議で地方に行くことが多いです。今まで行ったことのない所に行くことや、現地のおいしいものを食べるのも楽しみの1つとなっています。仕事での苦労としては、現場の状況、お客様の要望や考え方が違うため、同じポンプ場の設計でも、各ポンプ場に合わせて検討を進めていかないといけないところです。また、要望に全て応えられない場合もあり、お客様へ理由を分かりやすく説明することや、代案を検討・提案することも必要になってきます。そこを納得してもらい、成果品を収めることができたときは達成感を感じます。

社会貢献

自分が設計した内容に沿って工事が進んでいき、現実に反映された時、実感が湧きます。昨年度、雨水ポンプ場の台風での浸水被害における災害復旧支援を行っていましたが、1年後に現地に行ってみると、設計した通りに復旧工事が完了しており、浸水対策等が現地で反映されていました。雨水ポンプ場は、降った雨を河川等へ排水する施設であり、豪雨が頻発している近年では、ポンプ場周辺の街を守る重要な施設となります。現場で復旧されたのを確認できた時、街の安全に少しでも貢献できたかなと感じることができました。この仕事に就くまでは、雨が降っても街が浸水しないのが当たり前と感じていましたが、こういった仕事によって支えられていることを実感しました。

実証実験を繰り返し行った
ポンプ場の増設設計

ポンプ場の増設設計が一番印象に残っています。雨が降るとポンプ場周辺のマンホールから越流することがあり、それを解消するためにポンプ増設が出されたプロジェクトです。ただ、維持管理データを調べていくと、現状のポンプが思ったような能力が発揮できていないことが分かりました。その原因を調べるため、維持管理者の方にも協力してもらい、現地に行ってポンプ以外の設備に関しても実証実験を繰り返しました。その原因への対策を検討し先行して工事を行い、ポンプ場の能力が改善したとの報告が入りました。単純にポンプを増設するだけではなく、増設したい要望した背景をくみ取り、よりよい改善案を提示できたと感じています。

学生時代の学び

大学は機械系の学部を卒業しています。大学院にも進学していますが、研究内容は燃焼系で今の仕事とは直接関係ありません。研究で身に付いた1つの現象に対して要因分析をしていく考え方や、学会等での研究発表での説明の仕方、論理的なアプローチと論文の書き方は現在の仕事でも役に立っていると感じています。特にお客様へ説明をする際は、まず簡潔に結論から言う、説明が複数の項目がある場合は、項目数を先に行ってから、1つ目の項目を説明する、等の発表スキルが活躍しています。

上司からの声

前職とは異分野となり、戸惑いも多かったと思いますが、着々と業務をこなしていく中で、コンサルタントとして必要とされるスキルを習得しながら日々成長されています。昨年度は機械担当者として、業務を複数件担当し、分からない点も多かったと思いますが、周囲に聞くなどして、成果品完成に向けて、努力していました。今年度からは後輩も配属されて、教育担当としても忙しい日々を送っているようです。また、BIM/CIM担当としても、推進役として期待されています。今後は、後輩の良き相談相手となり、部内活性化の一翼を担う存在となれるよう、業務等に取り組んでもらえたらと思います。

電気系専攻出身者
の仕事

  • 学びが活かせる仕事
  • コンサルタントの仕事
  • 理系
  • 電気

部署 東部支社 東京総合事務所 アセットマネジメント2部
卒業 総合理工学研究科 
入社 2016年中途入社

S.I

仕事内容

日本全国には下水処理場や浄水場等が存在し、現在多くの施設で改築が必要となっています。私は、これら施設の電気設備の設計を行っており、主に改築計画の策定とそれに基づく更新設計がメインとなっています。下水処理場や浄水場といった施設にはポンプや送風機のような機械設備が数多く存在し、電源供給や運転制御を行う必要がありますが、適切な電気設備がなければこれら設備を稼働することができません。また、大規模な施設や無人の施設では遠方監視する必要があるため、電気設備がなくては、下水処理場や浄水場、その他関連施設の維持管理が困難となります。下水処理場や浄水場の電気設備の設計はなかなかイメージがしづらいかもしれませんが、水インフラにおいての電気設備は各種機械設備と同様に重要な設備であり、業務を通じ社会インフラへと貢献できる仕事となっています。

仕事のやりがい

下水処理場は汚水を浄化し放流するための施設であり、海や川の環境保全に対して重要な役割を担っています。また、浄水場は地域住民の飲み水に使用されたり工場に配水されるなど、社会生活に対しての重要な役割があります。水インフラは社会インフラとして大きなものであるため、その影響範囲は広く、設計した内容が色んな人に関わる仕事です。その分、責任はありますが、設計した内容で施工され、稼働した姿を見るとその重要性を改めて感じます。近年、施設の老朽化に伴い設備更新する施設が多いですが、施設を新設するのに比べ、更新する場合には既設設備を活用しつつ既存施設の問題を解決するという制約があるため、それをいかに実現するかということが大変です。一方で、古い設備が新しくなり、今まで存在した課題が解決された時や、施設の機能を向上させることができた時は喜びを感じます。

社会貢献

昨今は、地球温暖化の影響もあり水害が多くなっています。2019年10月の台風19号の襲来で各地が浸水被害に見舞われましたが、その中である施設の復旧業務に携わりました。浸水した施設を調査しに行くと1階から地下階が汚損しており、役所も1階の職務場所を仮設設備で復旧しているなど、被害の甚大さを感じました。その業務においては、浸水して故障・汚損した電気設備を既設と同様に復旧するだけでなく、ある程度浸水しても施設稼働を維持できるように復旧設計し、再度災害防止策を講じました。日本各地で下水処理場や浄水場の耐水化が求められていますが、本業務を通じて浸水対策を施し、災害に強いまちづくりへ貢献できた事例でした。

お客様からとても感謝された
プロジェクト

設計は単純に紙面に落としこむだけでなく、現場で施工し、稼働して初めて意味のあるものとなります。最も苦労したプロジェクトは、電気室内が非常に狭く更新スペースが確保されておらず、搬入ルート上に別の設備もいる状況の中での受変電設備の更新です。本プロジェクトは、更新工事がしやすいように設備をコンパクト化するなどはせず、現状や将来計画も細かく加味した回路構成にした結果、受変電設備も大きくなったため、より制約の大きい仕事でした。更新方法を決定するにあたっては、お客様と何度も協議し、工事費削減のため必要最小限の仮設設備を用意し、工事が進むにつれ刻一刻と変化する受変電設備の構成や機能を把握した上での最適手順を検討しました。その結果、設計通り工事を実施することができ、お客様からも非常に感謝されるプロジェクトとなりました。

学生時代の学び

会社に入社し学生時代と同じことができる人は限られており、どの会社に行っても色んな知識を必要とすることが多いですが、コンサルタントという仕事は特にその性質が強いと感じます。私は、学生時代に電磁気学、化学、流体やその他多種多様な分野の学習をしていましたが、色んな知識が必要となるため、学生時代の経験が生かせていると感じます。電気設備は、建物の中に設置し、機械設備を動かすものなので、土木・建築的な話や機械的な話も理解した方がよりスムーズに仕事を進めることができます。
また、昨今の水インフラ業界は変革にあり、今までとは異なる仕事をする必要もあります。色んなことをやってみたいという人はコンサルタントをチャレンジしてみるのも良いかと思います。

上司からの声

前職とは畑違いにもかかわらず、コンサルタント技術者として必要とされる技術、スキルを習得し、日々成長されています。また、入社当初から新たな業務提案に取り組みたいとの思いを持ち続けており、電気専門職にとらわれることなく、幅広い分野での成長も期待されています。お客様から信頼され、当部やプロジェクトに携わる他部所の評判も良く、今では当社に欠かせない存在となっています。今後は、新入社員を含む若手の良き手本となりつつ、新たな業務構築への熱い想いを持ち続けて、常に向上心を持って業務に取り組んでもらえたらと思います。

環境系専攻出身者
の仕事

  • 学びが活かせる仕事
  • コンサルタントの仕事
  • 理系
  • 環境
  • 女性活躍

部署 東部支社 東京総合事務所 流域水防部
卒業 工学部 社会環境工学科 
入社 2018年新卒入社

A.N

仕事内容

下水道の計画分野を担当しています。市町村などの各自治体は、それぞれに下水道事業計画を国や県と協議して定めており、数年おきに更新しなければなりません。下水道事業計画には、汚水や雨水を処理する区域の面積や下水道管の情報などを記載する必要があり、それらの計算や内容の確認、図面の作成などの計画変更業務を担当しています。また、下水道事業を官民連携事業として行うために、事業の導入効果を検討する業務や事業者となる企業を選定する支援業務も担当しています。災害対策関連の計画では、地震及び水害が発生した際に自治体が下水道に関連する業務を継続するための計画やマニュアルの作成業務も行っています。昨今は豪雨や台風による被害が大きく、浸水する可能性がある地域をピックアップして被害を軽減する対策検討や、下水処理施設が水没しても機能を維持するための耐水化計画の作成など、水害関連業務も多くなっています。

仕事のやりがい

一般的に建設コンサルタント業界は仕事量が多く忙しいと言われています。実際に、繁忙期と呼ばれる10月頃~3月は勤務時間も長くなります。私は就職活動の際に複数の会社説明会への参加、OB/OGへの訪問、興味のある分野の学会への参加などを通して本当に自分が就きたいと思う仕事は何か、よく考えました。その時に真剣に向き合ったことで、仕事に対する覚悟がある程度生まれたため、苦労することがあったとしても、むしろそれがやりがいとなっている部分は大きいです。大変だと感じることはもちろんありますが、何を苦労と感じ、何を喜びと感じるかは人それぞれです。自分の中で目標を持っていれば、自然とやりがいは生まれます。

社会貢献

例えば下水道管を設置する際に、まずは計画担当が設置すべき場所を決め、次に設計担当が下水道管の位置や工法を具体的に決めて設計し、最後に工事を行います。計画してから実際に下水道施設の工事が完了するまで数年かかるため、自分で手を動かして行った仕事内容が、物理的に社会貢献したと実感したことはまだありません。しかし、以前浸水対策関連の業務に携わった際に、浸水シミュレーションなどの結果から浸水被害を軽減する方法を検討し、計画を立てました。私たちが検討、計画した結果として、将来浸水被害が軽減されることを想像すると、とても意義のある仕事だと感じています。下水道施設は基本的に目に見えない場所(道路下など)にあるため、普段生活の中で市民の意識が向けられることはあまりありませんが、「下水道が正常に機能しているのが当たり前」という状況を維持することが、社会貢献に繋がっているのではないかと思います。

役割の重要性を痛感した
耐水化計画業務

下水処理場及びポンプ場の耐水化計画業務が印象に残っています。その業務では、市全域の処理場とポンプ場を対象に、内水(都市の排水能力を超えた降雨によって発生する浸水)、洪水、津波、高潮の4つの水害による浸水深などを確認し、被害が発生する可能性がある施設を抽出しました。下水処理場及びポンプ場が20箇所以上あり、各施設内に建物が数棟あるため、下水処理場とポンプ場内の対象となる建物は、市全域で合わせて101棟となりました。全施設に対して現場調査をし、開口(窓や扉等)の寸法や設置高さを計測する必要があったため、社内の他部所やアウトソーシング先となる協力会社と分担して現場調査を行ったのですが、各担当者の調査結果の整理方法が様々であったため、まとめ作業に手間がかかりました。業務の中の作業レベルですがリーダー的な自分の立ち位置とその役割の重要性を痛感すると共に、成果が出来上がった時には達成感がありました。

学生時代の学び

学生時代は土木工学を学び、河川や湖沼の水質に関する研究をしていました。講義でCADやGISを使用したことがあったので、業務で図面を作成する際に久しぶりにCADやGISを使用しましたが、数年のブランクがあっても操作方法などの理解が早かったと感じます。他にも、実際に研究で深めた知識を仕事で発揮するというよりは、講義や研究で学んだ水理学や水処理工学、Excel・Wordの使い方など、基礎的な土台があることにより業務内容の理解度が上がると思います。学生時代は熱心に勉学に励んだわけではありませんが、今思い返すと役に立っていることがたくさんあります。

上司からの声

私たちの仕事は一言に「下水道」といってもプロジェクトの種類は多岐にわたります。長年、この業界に携わっていますが、お客様も様々であることから、同じ仕事はないといっても過言ではありません。そのような中で、Nさんは一度担当したプロジェクト内の経験を最大限活用して新たなプロジェクトに取り組むようになっています。私たちは会社員であると共に、「技術者」でもあります。多くのノウハウの引き出しをもつことは、社内外の関係者の信頼とプロジェクトの品質向上に繋がります。是非、今後も現在の取組姿勢を継続して頂き、優秀な技術者に成長していただきたいです。