S.O
部署 水道本部 水道3部
卒業 都市環境科学研究科 入社 2018年新卒入社
仕事内容

上水道に関する業務を行っています。計画設計と呼ばれる水道施設更新計画に関する業務や、実施設計と呼ばれる浄水場やポンプ場の更新設計業務、施工監理と呼ばれる工事が円滑に進むように関係者間の調整を行う業務など、様々な業務を行っています。その中でも、数年前に規定が改訂され適用事例が増えつつある紫外線処理設備の設計業務や、水道法改正により広く推進されている官民連携業務等、最新のトピックに関する業務にも携わっています。水道部の良いところは、計画設計や実施設計問わず、様々なジャンルの業務を経験できるところだと思います。色々な業務を経験することで幅広な知識が身につきますし、広い視野を持つことが出来ます。また、それを様々な仕事に活かすことができ、自身のスキルアップにも繋がると思います。
仕事のやりがい

NJSは繁忙期が比較的はっきりしているため、メリハリを持って業務に取り組むことができます。GWや夏休み、年末年始など、年数回まとまった休みも取れるため、海外旅行に行く時間も取れます。長期休みを楽しみに毎日の仕事もがんばれます。あとは給与明細を見たときに仕事がんばってよかったと実感します。一方繁忙期は作業量が多く、同時に数多くの仕事をこなさないといけないため、作業内容に優先順位をつけて取り組むことが必要です。1~2年目は仕事の進め方が分からず、ひとつひとつの業務をこなすのに時間がかかりました。そのため、今日中、今週中、来週中のやらなければならないことを定期的にノートに書き出し、順番に片づけることでどうにか仕事をこなしていきました。
社会貢献

自分が設計に携わった浄水場が無事に稼働を始め、市民の皆さんにより安心安全な水を提供することが社会貢献であると思います。また、業務が完了したら顧客満足度調査をお客様からいただきます。(顧客満足度調査とは、NJSの対応や成果物の内容はいかがでしたか?みたいなものです)月並みですが、業務で苦労してもいい結果がもらえると、頑張って良かったなと実感します。
入社1年目に担当した
紫外線処理設備設計業務

入社1年目に担当した紫外線処理設備設計業務が印象に残っています。本業務は水源水質の悪化が進んだ浄水場に対して、クリプトスポリジウム対策を目的に紫外線処理設備の導入を行う実施設計業務でした。建築(建屋建設)、土木(配管設計、場内整備)、機械設備(紫外線処理設備)、電気設備(関連電気設備)、と全工種が関わる業務でしたが、私は機械設備担当及び土木担当として設計に携わりました。右も左も分からない中、上司や各担当者に指導頂きながら、設計を行いましたが、各工種の調整に非常に苦労しました記憶があります。また、各工種が関係する業務では非常に幅広な知識が求められるため、調べたり聞いたりしながらなんとか設計を行いました。昨年はその施設の施工監理業務を行い、工事が円滑に進むようにお客様や施工業者との調整を行いました。そして先日、浄水場が無事に稼働を始めたとお客様に連絡がありました。何もなかった土地に自分で設計した施設が建設され、無事に運転を開始しました。そのプロセス全てに係ることができたのは非常にいい経験になりましたし、大変やりがいのある仕事でした。
学生時代の学び

学生時代は土木系の学科で水道系の研究室に所属していました。特に大学院では漏水監視センサーに関する研究を行っていたこともあり、学生時代の学びが直接仕事に活かせていると感じます。特に水道に関する基礎知識は学生時代からなんとなく知っていました。しかしながら、結局は仕事に必要な知識は仕事をこなしながら身に付けていくことになります。先輩・上司が親身に指導してくれるため、他の専門を専攻している学生さんでも全く問題なく業務をこなすことができます。水道に関係のない学部学科に所属している学生さんも、積極的に選考に参加頂きたいと思います。
上司からの声

Oさんは、機械担当として多くの水道施設の設計を担当してくれています。特に浄水施設は多数の機械設備で構成されており、個別の機械特性はもちろん、浄水処理技術全般を理解していなければ設計はできません。元々、業務に近い研究室の出身であったこともありますが、技術への探求心をもった取組姿勢と持ち前の積極性で、期待以上の経験や成果をあげてくれています。一方、コンサルタントですから、技術力に加えて、客先へのプレゼン能力やコミュニケーション能力も必須となりますが、場数を踏んでいくにつれ、話し方も上手くなり、お客様との信頼関係の構築も問題ありません。国内の水道施設は更新時期を迎えており、今後さらに更新設計案件の増加が予想されます。忙しい環境ですが、20代は経験値をためる時期ですから、失敗を恐れず多くの案件にチャレンジし、頼れる水コンサルタントになってほしいと願っております。技術士(上下水道部門)の早期合格も期待しています。