英国のLIFTに見る上下水道事業の広域的運営の方向性
(その1)
上下水道事業における民活導入の拡大にあたっては、現在の市町村を単位とする事業ではどうしても規模が小さいために採算面や要員確保の面で限界があり、何らかの形で広域化を図ることが望まれるところです。英国のLIFTは、一次診療機関を対象としたPFI事業で、一度落札したグループが同じ地区内の他の事業についても一括して受注できるスキームです。官民の共同出資による第三セクターが事業者となることが特徴で、その教育施設版としてBSFというスキームもあります。
わが国で上下水道事業の広域化を図っていく際に、このLIFTのスキームが参考とならないか。その可能性を探る第1回として、今回は英国のLIFTスキームの概要をレビューしました。
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